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こういうデータを見るとちょっと悲しくなる。日本の労働の生産性の悪さが、OECD国の中で目立つ。アイルランドは時間当たり自国のGDPに労働が平均$102.3の価値を貢献しているが、最下位のチリは$29.0、12位の日本は$46.8と、アイルランドの半分以下。日本は働き方改革とか、小手先ではなく、「働くとは一体どういうことなのか?」ということを真剣に考えるべき。

「そこにいる」こと自体が働くことだと思っている人が多すぎる。「働く」とは目的を達するために、自分の能力を注いで、それを達成すること。長時間働いても、それが目的達成に寄与しなかったら、意味がない。

私は1日に必ず1つだけは何かを達成させようとして、日々努力している。その中には、「嫌なメールに返事する」、「調査レポートのプロポーザル作成」、「「見積もり&請求書作成」、「Book keepingをする」、「出張旅費の精算」などなど、どんな小さなコトでもいいから、何か業務関連のことを成し遂げると決めている。この小さな達成感が、「私の1日の勤務にすっきりとした感覚をもたらし、夜はスパッと眠れる」。

私が金持ちになる素質がないのは、ぼーっとしていられないから。

フランス語「Vacances(ヴァカンス)」の原義は「空っぽ」英語なら「Vacant」。「有閑階級(金持ち)」がすることもなくボーッとしていることの形容。それに反して「Travail(トラヴァーユ)」は「仕事」を意味し、語源は「足かせ(ローマ人がガリア征服の際に捕虜につけた内側にトゲがある拷問具を兼ねた足環)」。この2つのフランス語に彼らのPhilosophyがある。「何もしないでボーっとしていること」は、私が最も苦手とすることの1つで、だから私は金持ちになる素質がない。でも「働くコトが楽しく、達成感が高い」ために、1998年に米国で起業して以来、少人数でずーっと効率よく働き、クライアントが満足する価値のあるデリバリをしているので、生産性は非常に高いと思う。

さあ、1日にどんな小さなコトでもいいから、何かを達成する、そんな働き方をしてみようよ。

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